私のポスティング実践、公開します★★★
【チラシのポスティング】
私は節約のために自分でポスティングをしています。正確にいうと最近はお休みしていますが、創業から3年間ぐらいは頑張りました。
例えば、こんな感じでした。
1日2時間~5時間、1000枚~2000枚ぐらい配りました。週に5日は精進しました。マンションにも一戸建にも、くまなく投函しました。最初は犬マークのある家に限定して配っていましたが、選別作業に時間を浪費するのでやめました。無差別に全てのポストに届けました。
真夏はたった10分で汗が滝のように流れます。熱中症にも何度もなりました。時には罵声も浴びて惨めな思いもしました。シミ・ソバカスも増えました。
とにかく肉体的にも精神的にもハードなお仕事です。今ではとても無理です。でも今は良き思い出です。これがあったからサロン経営がなんとか継続できたと思います。
【ではもう少し具体的に紹介しましょう】
第1弾 スタートダッシュ
私は店舗オープンの数日前に大量のチラシを新聞折り込みしてもらいます。ここにはお金をケチらず大きく「投資」します。
予約がフルに埋まった状態でお店をスタートする為です。当時は1000円カットだったため相当な反響がありました。
第2弾 フォローアップ
第1弾は新聞の折り込みチラシなので網羅的に届けられません。新聞では50%の家庭しかカバーできないと思います。
そこで、いよいよ私の出番です。店舗オープン日から半年かけて数十万枚を配ります。
どのぐらいの量か分かりますか?
部屋がチラシ入り段ボールの積み上げで、ぎっしり埋まります。動けません。
これを半年かけて近所の全ての家に配ります。全てです(下の写真のように、グーグル地図を利用してすべての道路を塗りつぶします)。
例えば、駒沢店のポスティングを例にとりましょう。
どのぐらいの範囲まで配ったか?東から時計回りに三軒茶屋、下馬、野沢、碑文谷、柿の木坂、それから大岡山、緑が丘、奥沢、自由が丘、さらに尾山台、等々力、野毛、瀬田、二子玉川、しめに用賀、弦巻、上馬、若林まで駒沢店の周辺を大きく一周します。半径2キロの円でしょうか?
ポスティングをしながら、こんなことを感じました。2012年のことです。
「三軒茶屋は246周辺の高層マンションで単身者が多く、トイプードルを散歩している若い女性が多いな。下馬や池尻の世田谷公園では、子供がトイプードルやチワワなどの小型犬を散歩していて、ほのぼのしているな(ちなみに当時の犬の登録数は下馬1048頭、うち世田谷公園に隣接してる一丁目199頭、二丁目157頭。池尻581頭)。世田谷公園近辺には有名なペットサロンさんも多いな。ドッグカフェで休憩している優雅な人たちもたくさんいるな。下馬の駒繋神社から世田谷山観音寺を通り、東京学芸大学附属高等学校の側道を歩くとイチョウ並木が素晴らしいな。それから野沢まで歩いて龍雲寺の境内を散歩しながら、野沢は比較的に大型犬(レトリバーやアフガンハウンド、それからアイリッシュセッターなど)が多いな。環七通りにでた。ホンダのディラーの近くを通った。もうすぐ野沢にあるLCの本社だな。」⇒ちなみに後日談だが、本社は三軒茶屋店(太子堂、三軒茶屋駅)、駒沢店(深沢、駒沢大学駅)、馬事公苑店(桜、桜新町駅)、学芸大学店(目黒本町、学芸大学駅)のほぼ真ん中に位置している。本社を囲むように近くに出店していったから。
「碑文谷は学芸大学駅の近くで活気がある街だな。イオンなど大型のお店も多く、目黒通り沿いには有名なペットサロンさんが並んでいる。動物病院も多いな。気のせいか犬のお散歩をしている人は意外に少ない感じがする。ゴルフの打ちっぱなし練習場や碑文谷池 (弁天池)を通り抜け、駒沢陸橋交差点に出た。環七を渡って柿の木坂に入ると、こちらは閑静な住宅街である。トイプードルやダックスフンドなどの小型犬をお母さんがお散歩している。坂も多く大変だろうな。都立大学駅から駒沢大学駅に向かって一本の緑道が走っているから、ここはワンちゃんが安全にお散歩できるな。あまり犬の美容室は見てない。さらに八雲に足を踏み入れると、大きな豪邸がたくさんある。犬の散歩をしている人もたくさんいる。駒沢公園で走ってきたのか、ランニングシューズで歩道を走っている人ともすれ違う。駒沢陸橋交差点から駒沢通り沿いを東が丘の東京医療センター前交差点まで歩くと約15分であった。駒沢公園が見えた。ドッグランもすぐそばにある。ワクワクしてきた。大型犬と小型犬で区分けされたドッグランでワンちゃんたちが楽しむ姿、オーナーさんの喜ぶ姿を見ながら、やっぱいこのエリアは犬の聖地だな(ちなみに驚くなかれ駒沢公園に隣接している深沢二丁目は312頭!八雲五丁目145頭!東が丘二丁目88頭!)。」⇒約1年後にドッグサロンLC学芸大学店を出店
「都立大学の駅周辺は高層マンション、高級マンションばかり。片っ端からチラシを配る。嬉しいことに大量のチラシがあっという間になくなる。その後は、環七に沿って、馬込方面へ北千束五差路や東急目黒線洗足駅を目指しながら配る。環七から一本入ると坂ばかり。急勾配の坂ばかり、血豆ができる。コンビニも公園もない住宅街なので、トイレに困る。小型犬ダックスやトイプードルの散歩が異常に多い。やっと洗足駅に着いた。周囲を散策すると、トリミングサロンがいっぱいある(それもそのはず、洗足には244頭、近所の南が300頭、原町155頭もいる)。北千束五差路を大岡山駅方面に進む。東急線の上に道路ができるのかな?工事中だが、この道路ができると便利になるな?工事中の道路に沿って大岡山駅についた。小高いところに駅があるようだ。小路に入ると商店街もあり、ポスティングやお散歩には向いてない感じ。大岡山駅から東京工業大学の広大なキャンパスが見渡せる。ほぼ無人の坂を下りたら、緑が丘の駅だった。それから奥沢駅まで歩く。奥沢駅の周辺は、なんと犬が多いこと(ちなみにこの辺り奥沢一丁目は213頭、二丁目172頭、三丁目122頭、四丁目82頭、五丁目134頭と非常に多い)。神社や寺も多い。人も多い。閑静な住宅街と新しい施設が共存してる町のようだ。自由通りに沿って自由が丘へ、途中で九品仏川緑道に入る。大学生かOLの女性が可愛くカットされたトイプードルをお洒落にお散歩している。さすが自由が丘だな!突然大きな電気屋さん、大手量販店グループのお店が出てきた。お手洗いを借りた。お店を出て、都立大学を目指して中根方面に向かうと、急な坂に直面した。この坂、私が歩いた世田谷区・目黒区の坂の中で一番長くて、急勾配で、ポスティングにはきついな。10分以上歩いてやっと登れた。住宅の玄関には目黒区の犬マークがいっぱい貼られているのが印象的だな(ちなみにこの緑が丘二丁目には164頭の登録がある)。家の中から犬の鳴き声も聞こえる。坂の上から多摩川を見晴らし、気分爽快になった。登った甲斐があった。今度は坂を下り都立大学駅へ向うと、公園があった。中根公園らしい。犬がいっぱい遊んでいた。子供たちもいっぱい、お母さんもいっぱい立ち話してる。この近隣では憩いの場なのだろう。ほのぼのしてる。中根小通りを通って都立大学駅まできた。道が狭いのに車がけっこうなスピードで走っていて危ないところだった。 都立大学駅周辺は活気に溢れている。」⇒洗足駅周辺にポスティングしたことがドッグサロンLC荏原中延の出店につながった。
「ドッグサロンLC駒沢店から深沢不動交差点を駒沢公園通りにそって登って行く。歩くと、かなりきついな。それほど急な坂ではないが長いな。トリミングサロンが道の左右にいっぱいある。かわいい小型犬もいっぱいお散歩している。登り坂の途中で呑川緑道に入ってみる。やっぱり犬がいっぱいお散歩してる。東深沢小学校が見えた。小学生の下校時間だ。ここから深沢学園通りを歩いてみる。交通量は多くはないが、道が狭いのにバスの行き来が多いな。再び、駒沢公園通りに戻り、楽な下り道を下りていく。この辺りは等々力七丁目と八丁目だな。確か犬の登録数がどちらも150頭を超えてたはず(正確には七丁目が153頭、八丁目が141頭)。いっぱい犬がいるところだ。1時間ぐらい歩いてポスティングをしながら目黒通りに出た。途中で豪邸を何度も見た。お巡りさんが常駐している家もあり、大物政治家でも住んでいるのだろう。いちおうポスティングはしておいた。高架道になっている目黒通り沿いに等々力駅の周辺を通り抜け、環八との交差点「等々力不動前」に来た。等々力渓谷公園で休んでみたが意外にも犬はいなかった。中町や野毛公園も近いが、あえて尾山台・奥沢方面に向かう。環八通り沿いに歩いたが車ばかりなので、坂を下りて尾山台駅に向かった。商店街(ハッピーロード尾山台)が楽しそう。チラシを配りながらここに住みたいと思った。尾山台駅から等々力通りに入り、商店街を九品仏まで歩く。もう奥沢七丁目まで来たんだな。九品仏周辺は、子供も犬も沢山見た。奥沢七丁目の犬の登録数は185頭である。近くには自由が丘もあり、とても雰囲気のよいところ。ひとつだけ気になるのは私鉄の踏切が多いこと。それでも尾山台から九品仏あたりの環境は気に入った。いつかこの辺りにトリミングサロンを出店したい。そして学園通りに入りお洒落なお店を横目にポスティングに励み、自由が丘に到着。やっぱりここは超有名なトリミングサロンが多い!犬よりも多いかも?お散歩している犬もデザインカットされてる犬がたくさん。」 ⇒この経験が2年後のドッグサロンLC田園調布店の出店につながっている。
「ドッグサロンLC駒沢店から「深沢不動」の交差点を超えて駒沢通り沿いに進む。途中で遊歩道(呑川親水公園)にそれ、246号線方面に歩く。天然記念物の大樹がいっぱい。小川もある。トイプードルのお散歩もいっぱい見た。しかし、不思議なことにトリミングサロンは見ないな。狭いのにバスも走るんだな。再び駒沢通りに戻る。今度は道のアップダウンが激しくなる。すごい坂だ。お散歩も大変だろう。アップダウンしているところでは、あまり犬の散歩姿は見ない。中町四丁目交差点から少し用賀中町通りにはいってみた。お散歩しているのは、柴犬やコーギーなど、カットがあまり必要ないシャンプー犬が多い感じがする。そうこうしているうちに、環八と玉川通り(国道246号)の交差点「瀬田」まで来た。急に車が多くなる。立体交差もしてる。246号の坂を下ると二子玉川なんだな。夕日がきれい。」
「用賀駅の高層ビル(世田谷ビジネススクエアタワー)を眺めながら、高架下を通り、低層マンションにチラシを配る。美しい遊歩道(用賀いらか道)を砧公園通りまで歩く。お散歩しているトイプードルが多い。この辺はトリミングサロンや動物病院も多いようだ。ベアカットやブーツカットなど可愛いくこだわりのカットをしているワンちゃんが多い。砧公園も近く、閑静な住宅街なので、ワンちゃんの生活にはぴったりの街だな。再び用賀駅に戻り、桜新町方面に水道道の坂を登るとマンションが多い。用賀二丁目だ。この辺りには犬がいっぱいいるはずで、犬の登録数は用賀二丁目が165頭である。この道は面白い。「砧公園通り」「馬事公苑通り」「サザエさん通り」次々に主要な道と交差している。サザエさん通りを超えると、そこは活気にあふれる桜新町駅だ。学生さんがたくさいいる。カフェも多い。大きな神社さま(桜神宮)に手を合わせ通り過ぎると、再び閑静な住宅街になった。だんだん狭い道になっていく。そこに突然、公園がでてきた。嬉しくなった。世田谷区立駒沢緑泉公園というらしい。リードを伸ばして犬の散歩をしている人が多い。犬同士で戯れている。この公園で一休みした後、付近をくまなく歩く。確かこの辺りに、私の友人の取引先の動物病院があると思うが。電話で24時間相談できるペットクリックという日本初?の病院である。見つからない。(2026年の今なら、スマホでググればすぐ分かるけど。当時はまだガラケーで、電話とメールとカメラぐらいしか使っていなかった)病院はあきらめて弦巻に入る。駒沢公園通りを世田谷区役所方面に進む。低層階マンションと高級住宅が併存する閑静な住宅地である。犬の散歩もいっぱい見る。それもそのはず、ここは世田谷で一番犬数が多い地域のひとつ。特に弦巻一丁目は犬の登録数が287頭であり飛びぬけて多い。ここは隠れた犬の聖地である。弦巻全体でも約1000頭の犬の登録があるからすごい。次はこの辺に新店を出したいな。」 ⇒ちなみに約半年後にドッグサロンLC馬事公苑店を出店
「この辺りは三軒茶屋店のオープン時にポスティングしてるから、2度目だな。東急世田谷線の上町駅から沢山の人が降りてきた。まずはこの駅から世田谷通りを若林方面に向かう。区役所通りに入り、世田谷区役所をめざし、周辺をポスティング。坂を登ると世田谷区役所が出てきた。けっこう古い建物だな?区役所にしては人があまりいない。その横に国士舘大学があった。学生もあまり見ない。国士舘大学の横道を下りと住宅街に出た。急に犬の散歩が増えた感じ。この先には梅ヶ丘駅があり、世田谷区立羽根木公園もあるから、犬がいっぱいいる感じ。トイプードルが多いのが印象的。狭い道づてに再び区役所方面へ戻ると、今度は松陰神社さまがあった。参拝して、活気のある商店街を通り世田谷通りへ向う。この辺りは若林だな。世田谷通りを横切り、上馬に入る。上馬は道も比較的広く、小さな公園も多い感じ。坂も緩やかで、環七と246号に隣接しているとは思えないほど静かな環境。当然、犬の散歩も多い。大型犬から小型犬まで色々な種類の犬がいるな。246号と環七の上馬交差点に着いた。長い信号待ちの間も、散歩の犬を見た。環七を横切り、246号を三軒茶屋方面へ。三軒茶屋特有の狭い道を歩く。区画されてない、昔からの街並み。キャロットタワーを目指す。タワーの周りは人通りが多すぎる。世田谷線から出てくる人、世田谷線から田園都市線に乗り換える人でごったがえす。タワーの喧騒をくぐり抜け、茶沢通りを代沢十字路・下北沢方面へ歩く。途中で太子堂の小道に入る。この辺は戦後から区画整理されてないのか、細く曲がりくねった道が多く迷路のよう。坂も多い。小型犬の散歩をよく見た。動物病院さんも多い。みんな犬が家族なんだな。そうこうしているうちに、やっと、LC創業の地、「ドッグサロンLC三軒茶屋店」に着いた。トリマースタッフのみなさん、狭い店舗で一生懸命にトリミングしてる。私もトリマーのためにもっとポスティングしなきゃ! 」
半年たって配り終えた頃に、次の店舗をオープンするという感じです。これを3年続けました。
ポスティングはサロンの宣伝だけではありません、効果はいっぱいあります
【ポスティングの効果】
●私は自分で配ることで相当なポスティング代を節約したと思います。
労働時間を考えると頼んだ方が効率的ですが、いっぱいメリットがあったので列挙してみます。
●全ての家に届くということです。外注するとこうはいきません。階段を登るのはきついです、人が居れば投函せずに避けて通るでしょう。届けられない家もあるのです。でも、自分ですれば必ず届きます。
●周辺のことがよく分かります。動物病院やペットサロンさんの位置関係が把握できます。地域の雰囲気なども分かります。お散歩してる犬を見ることで色々なことが感覚として分かります。
●次の店舗探しになります。周辺情報の把握と同時に、店舗の空き物件をチェックすることができます。
私は、三軒茶屋店→駒沢店→馬事公苑店→学芸大学店→荏原中延店→田園調布店と半年毎に開店しましたが、これはポスティングと関係しています。
ポスティングを通して立地のよい店舗を見つけたのです。
●運動と修行になります。スリムな体型と謙虚な姿勢が維持できます。
●最後にこれが一番重要な理由ですが投資の効果が非常に大きいということです。私はポスティングを単なる経費ではなく投資だと考えています。
むかしアース美容室の國分さんが書かれた本を読んだことがあります。「ポスティングは重要だから自分でする」という趣旨の記述があったと記憶しています。
彼も私と同じく「ポスティング=投資」と考えていたのかもしれません。
ライフタイムバリュー(LTV)を計算する★
【投資の効果の計算】
チラシのポスティングはどのぐらいの効果があるのでしょうか?具体的に考えてみましょう。
私の経験ではチラシの反応は0.5%です。無差別に1万枚配ったら50人がお客様になるということです。
これはすごいことです!
10日間で1万枚チラシ配りをしたら、チラシを見て50人の新規お客さまが来てくれたということです。
トリミングサロン業界では有り得ない数字だと思います。私のお店は例外だと思います。
【ライフタイムバリュー(LTV)】
私は当時、「ポスティング=投資」と考え、チラシの効果を計算していました。
最近になって分かったのですが、私の計算していたチラシの効果は、楽天さんがいう「ライフタイムバリュー」(LTV)という考え方と同じらしいです。
LTVとは1人のお客様から将来に渡りいただける利益の合計です。どんな計算をしていたか公開しましょう。
チラシの投資効果= ①チラシのお客様数 × ②ライフタイムバリュー
もっと具体的に書き換えると、
チラシの投資効果= ①チラシのお客様数 × ②1回あたりトリミング利益 × 将来のトリミング回数の平均値
さらに詳細に落とし込んで、
チラシの投資効果=①(チラシ配布数 × チラシの反応率 ) × ②(トリミング単価 × 粗利率) ×( リピート率 × 年間トリミング数 × トリミング可能年数 ÷ 2)
私はこれを計算しました。結果は言えませんが驚愕しました。そして一生懸命にポスティングをしました。
間違いなく私の人生で一番頑張ったと思います。
【現在】
今はポスティングをしていません。新店の開拓をしていないからです。私の怠慢です。
そして主戦場がネットに移ってきました。ネット広告、それからSNSなどを使ったオウンドメディアによる宣伝の時代になりました。私はここでも怠けていました。
数年前までスマホもLINEも知りませんでした。ホームページは2000年版の古いソフトで手作りしていました。時代遅れでした。
今はネットのお勉強中です。
最初に駒沢店のポスティングの例を書いたが、その後に馬事公苑、学芸大学店、荏原中延店、田園調布店のオープン時の思い出も貴重な経験なので、忘れないうちに残しておきます。当時の日記やメモを読み直し、さらにポスティングに利用していたグーグル地図を見直すと、記憶が鮮明によみがえりました。(グーグル地図は紙にプリントアウトして、これをベースに全ての道をつぶして歩きました)
これまで三軒茶屋店や駒沢店のオープン時のチラシポスティングで上馬(当時の統計では登録犬数798頭)や弦巻(953頭)、桜新町駅周辺エリアは2回も配ってます。新聞折り込みチラシも3回実施済みです。そこで、本来ドミナント戦略を徹底するためには近場の重要拠点からポスティングすべきとも思いましたが、あえて外へ広げて多くの人の目に触れるようにしました。特に小田急線の周辺を意識してポスティングしました。まずは経堂駅周辺、それから千歳船橋駅、祖師ヶ谷大蔵駅周辺に広げていきます。その後は豪徳寺駅から梅ヶ丘駅・世田谷代田駅にかけて順番に配っていきました。
ここは馬事公苑店から非常に近くとても重要です。東京農大から、農大通り沿いに多くの学生と一緒に経堂駅まで歩きました。普通に歩けば、20分程度の距離ですが、私はグーグル地図の道路をくまなく全てポスティングで塗り潰していきます。車がすれ違うのが難しいぐらいの狭い道がいっぱいありました。三軒茶屋の太子堂と同じぐらい複雑な曲がりくねった道が多いです。お母さんがトイプードルを散歩してるのをたくさん見ました。5〜6頭いっぺんに散歩してる多頭飼の男性を2人も見ました。この辺りは小型犬がいっぱいだと実感し安堵しました。そうこうしてるうちに少し大きな道(城山通り)に出て、開放感からホッとしたのを覚えています。そこから経堂駅まで活気ある商店街が続きます。5分ほど歩くと経堂駅に着きました。ここまで動物病院はありましたが、トリミングサロンは一店舗も見ませんでした。これだけトイプードルがいるのに不思議です。たぶん、経堂駅と世田谷通りにトリミングサロンが集中していて、その間にはないのだと思います。経堂駅では有名なファストフード店でハンバーガーを食べて休みました。休憩後は西福寺通りを通って赤堤通りまで配りました。小田急線の北側は、南側と異なり、道路が広く大型のマンションが多く、大きなお店やスポーツクラブ施設を見ました。
「千歳通り」は地域を斜めに進む特徴的な道路です。上用賀の馬事公苑から始まり、桜丘の真ん中を斜めに進み、千歳船橋駅から祖師ヶ谷エリア、そして粕谷の蘆花恒春園まで続いています。街路樹もきれいに整備されており、直接的でなく常にカーブが続くオシャレな印象のある通りです。こんな面白い特徴ある道路はあまり見たことがありません(ポスティングとは無関係ですが)。この道路沿いにワンちゃんの散歩はほとんど見ませんでした。その代わり、一歩住宅街に入るとダックスやトイプードルなどの小型犬ワンちゃんをたくさん見ました。それもそのはず、この辺り(桜丘五丁目)は犬の登録数が173頭もいます。なぜこれだけいるのに千歳通りでのお散歩が少ないのか不思議です。千歳船橋駅を通り過ぎ、北側に抜けると環八通りに至ります。駅の北側は経堂と同じで、急に大型のマンションが増え、道幅の大きな道路になります。ポスティング的には、マンションは大量に配れてありがたいが、道幅が広いのは配り難いです。北側もワンちゃんの散歩をすごく沢山みました。環八を越えて、千歳台(644頭)に入り道なりに粕谷(436頭)の蘆花公園まで来ました。特に蘆花恒春園周辺はとてもいっぱいいました。ドッグランもあります。やっぱり大きな公園の近くには沢山のワンちゃんが住んでいる。最後に蘆花公園から環八を横切った所にある八幡山(343頭)の東京都動物愛護相談センターに来ました。いつも動物取扱登録などの研修でお世話になっているところです。⇒このエリアは馬事公苑店から車で10分前後の距離です。この当時に配ったチラシを見て、今現在(2026年7月)も、たくさんのお客様が馬事公苑店にリピートして下さっています。
以下の写真は上から順番に、用賀駅周辺の地図・千歳船橋駅周辺の地図・経堂駅周辺の地図・豪徳寺駅周辺の地図、それからなんと下高井戸駅周辺の地図です。私の記憶では、小田急線の周辺しか配ってないと思っていましたが、実は地図を見直すと、京王線の笹塚駅から代田橋駅、それから明大前駅・下高井戸駅・桜上水駅・上北沢駅・八幡山駅、それから芦花公園駅に至るまで、ぎっしりとポスティングしていました。我ながらご苦労様でした!たぶん私ほど真面目に全部の家に配ってる人はいないと思います。私ほど丁寧に、トリミングと同じように、心を込めて一枚一枚配った人はいないと思います。三年間もポスティングすれば、一冊の本が書けるほどです。思い出したくない恐ろしい経験(二度も上から物体が落ちてきました)、怒られて土下座した経験、熱中症や筋肉痛やケガの経験など。それから空き家や地域環境のことがよく実感できましたので、不動産屋さんになった方が良いのではと感じたこともありました。今はよき思い出です。
学芸大学店から26号線通り(東京都道420号鮫洲大山線)を武蔵小山駅に向かう。武蔵小山駅手前で左に曲がり都心の五反田方面へ歩く。ここは住所的には目黒区ではなく、品川区の小山・小山台である。赤い看板のいかにも中華という料理屋が目に入る。広い道路を進むと工事中・工事途中でやめたのか?ガードレールやポールが道に飛び出して配置してある変な道路である。ワンちゃんのお散歩はいっぱい見る。やはり都立林試の森公園の周辺であり、ワンちゃんがたくさん住んでいるらしい。不動前駅近くまでくると急に坂になり下り始めた。街路樹の情緒が堪らなく懐かしい昭和な感じがした。かむろ坂通りというストリートらしい。かむろ坂上交差点にはファミリーマートがあった。トイプードルも信号待ちしていた。街路樹で日陰になったうす暗い坂に、ファミマの美しいグリーンの看板とトイプードルの濃い茶色が妙に映えて、美しく見えた。その交差点を左折して、仁王門が有名な瀧泉寺に向かった。急に食欲そそるうなぎの蒲焼きの匂いがしてきた。ここも有名なうなぎ屋さんらしいが、ポスティング中の身には辛いだけ。ワンちゃんの嗅覚は人間の何倍もあるから、ここで散歩したら辛いのでは?と少し余計な心配をした(後日、予約してお店の二階に上がり大満足した)。ここはもう都立林試の森公園の近くだ。ぐるっと公園を一周回ってみたが、ワンちゃんの多いこと。(ここ下目黒はこの当時の統計によれば犬の登録数が682頭もいる。特に公園周辺の下目黒四丁目は124頭、五丁目167頭、六丁目86頭である。)ここではトイプードルを中心にいろんな犬種を見た。大型のアイリッシュセッターやレトリバー、中型の柴犬やコーギー、小型のチワワやポメラニアンまで、とにかく様々で、犬好きな人が多いのだと思った。学芸大学店を公園周辺に出店して良かった。⇒この時のチラシで、今現在(2026年7月)も、たくさんのお客様が学芸大学店にリピートして下さっています。
再び26号線に戻り、武蔵小山駅を目指す。駅周辺になると道の両サイドにお店が並び始めた。武蔵小山につくと、駅前のロータリーに車がいっぱい停まっていた。タクシーだけでなく、お母さんが子供を送り迎えしているようだ?駅からすぐに商店街の入り口があった。武蔵小山商店街パルムというらしい。商店街に入りたい誘惑を抑えて、小山周辺の住宅街にポスティングしていくと、いつの間にかビルばかりになった。西五反田にいるらしい。山の手通りを横切り目黒川に行き、五反田駅までポステイングしたが、配ったのはマンションと、会社や店舗が入った商業ビルばかりであった。五反田駅の裏には小さな公園があり、日陰でひと休みしているサラリーマンが沢山いた。日陰は本当に涼しかった。この辺りはトイプードルの散歩が多かった。有名なトリミングサロンにトイプードルが入っていくのを見た。⇒この数か月後に隣接地である荏原・中延エリアにドッグサロンLC荏原中延店を出店することになる。
まずは洗足池駅周辺から。ここは学芸大学店のお客様も多いから気が引き締まる。洗足池駅から環七を横切ると、斜めに北千束駅へ向かう道がある。この道を下っていくと大田区立洗足池公園があり、大きな池がある。その周りを犬の散歩がたくさん散歩している。都会とは思えないぐらい静かで、木々が生い茂り涼しくて、坂ありのアップダウンの激しい、ボートもあり一日いても飽きない公園である。次に中原街道に出て雪谷方面に歩く。めちゃくちゃアップダウンがきつい。その割に配る家が少なくポスティングには堪える条件である。大田区雪谷二丁目交差点から荏原病院通りへ入った。この道は高台で見晴らしが素晴らしい。東京都立荏原病院まで歩いたが、ワンちゃんには一匹も出会わなかった。高台まで登って散歩する人は少ないのだろう。病院を通り過ぎ、学研通りを馬込方面に下りた。あまりにまっすぐな直線道だったので、東急ストアの先を斜めに上池台方向に向かった。小高い丘に閑静な住宅街があり、トイプードルのお散歩もいっぱい見た。すると突然、見下ろした先に小池が見えた。非常に面白いタナゴ型の程よい大きさの小池である。名前も小池公園だった!周囲一周ワンちゃんのお散歩でいっぱいだった。どうやら小池を一周するのがお決まりの散歩コースのようだ。ワンちゃんも出会いが多くて楽しそう。ドッグサロンLC荏原中延店の近くには、こんなにいい公園(洗足池公園、小池公園)があるんだと思った。知らずに出店したが正解だった。
夫婦坂の交差点にあるBMWのディーラーさんから環七を大井・大森方面へ向う。松原橋の立体交差まで来た。馬込駅を第二京浜沿いに西大井、豊町、戸越と進み、最後は大崎・西五反田を目指す。西大井や豊町はマンションが多かったが、戸越にまで来ると昔ながらの商店街になった。それにしても戸越周辺はトリミングサロンが多い。オープン予定で準備中の大手チェーン店も見た。戸越銀座駅からは大型のビルが多くなった。それから五反田・大崎エリアまでポスティングしたが、ここは世田谷区や目黒区と違って都心そのもの、オフィス街である。犬の散歩はほとんど見なかった。⇒荏原中延店には、この時配ったチラシがきっかけとなり、五反田・大崎からたくさんのお客様が現在もお越しになっています。
まずは雪が谷大塚駅から中原街道を石川台駅方面に歩く。雪谷の周辺は塾やコンビニなど商業施設がいっぱいで、マンションも多くてあっという間にチラシがなくなる。坂道を下ると有名なうなぎ屋さんを見つけた。さらに下ると石川台駅の手前で呑川に差し掛かる。呑川に沿って、久が原方面に配っていく。トイプードルもダックスもチワワも多い感じ。今度は第二京浜を池上警察署方面に向かった。環八と交差する矢口陸橋まで来た。この周辺は区画化された住宅街が多い印象である。戦後の街なのかな?新築住宅も多く、子連れの若い家族が多いのかな?
ここから多摩川の河川敷と環八通りの間を、矢口⇒下丸子⇒鵜の木⇒嶺町⇒田園調布本町まで配った。ここも子連れの家族が多い感じである。小さな子供がワンちゃんを散歩している姿を多くみた。河川敷と環八とは段差もあるし、区画化されてない細い道もあるのでポスティングには向いてない感じ。最後に沼部駅から桜坂通りを一生懸命に登った。ちょうど運よく桜の季節であった。ここがあの有名な「桜坂」とは後で知った。田園調布本町交差点に着いた。後はまっすぐ田園調布通りを歩けば、10分弱で田園調布店に着く。
奥沢エリアは駒沢店のポスティングで全域を、学芸大学店や荏原中延店で一部配った記憶がある。それぐらい重要な地域である。閑静な住宅街が広がり、ワンちゃんのお散歩にもいっぱい出会う地域である。私がいつものようにポスティングしていると、反対側から大男が三人、速足で散歩して向かってくるのが分かった。なんと知事さんではないか。ご年齢と無関係に、背筋が伸びてて長身で速足ですごく格好良かった。颯爽とはこのことだと思った。
私の体が限界になってきた。足の血豆がつぶれるし、熱中症に毎回なる。とても夏までもちそうにない。ということで、業者さんに依頼して、等々力・尾山台・奥沢の一部、それから川崎市の新丸子・小杉陣屋町・小杉御殿町・宮内・今井上町・上丸子など、武蔵小山駅エリアや多摩川河川敷エリアに配ってもらった。私が配れば3カ月ほど要するところだが、さすがにプロである。数日で配り終えて下さった。私はこれ以降、自らポスティングする気力もなくなってしまった。⇒今現在(2026年7月)も、この時のお客様が田園調布店にリピートして下さっている。感謝しかないです。